先週から昨日にかけて、5日連続で都市対抗野球予選の観戦に行ってきました。
専業主夫になって良かったと思える瞬間って言うか、会社で働いていたらこんなに自由な時間がないもんね・・・。
社会人野球って本当に面白いです。

土日は東京都の予選で大田スタジアムへ、そして、今週は西関東予選で横浜スタジアムに行ってきました。
西関東の第一代表はMHPS、第二代表が東芝に決まり、JX-ENEOSは2年連続で本大会に出場できません。補強選手を輩出することになるのですが、MHPS(三菱日立パワーシステムズ)は、2017年から三菱重工長崎とMHPS横浜が統合されたチームですから、選手層が厚すぎるので補強選手なんていらないんじゃないか?と思えるほどの戦力。
東芝は、補強選手をガツガツ入れたい(特に投手陣)ところですけど、本大会までに会社が存続しているのかとか、補強選手に支払うお金とか、そんなことが心配になってきてしまいます。

では、2017年の都市対抗野球の予想をしたいと思います。まだ、予選の真っ最中なので、既に都市対抗出場を決めたチームはわずかですがね。

mhps2

まずは、MHPS野球部ですが、安定の戦力です。苦しい時代を抜けて、全国の強豪になっています。
特に、投手陣が充実しています。
西関東の代表って言うとどうもピンとこないですけど、激戦区神奈川の代表ですから、やはり強いです。緻密な野球をしないと神奈川は勝ち抜けません。
東芝戦は、エースの大野亨輔投手(専修大)が見事に完封しました。第一代表がかかったENEOS戦では、長崎のエースだった奥村政稔投手(中津商業)と2年目の本多裕哉投手(福岡大)のリレーで粘るENEOS打線を封じ込めました。
奥村投手の安定感、そして、サイドスローの本多投手の速球は本当にプロでも通用するレベルかと思います。
さらに、左腕の三小田章人投手(文徳高校)やベテラン亀川裕之投手(法政大)、鶴田祥平投手(日体大)らも控えていて、全国屈指の投手陣だと思います。
ENEOSからエースの柏原史陽投手(同志社大)を補強したら、優勝までの勝ち方が想像できてしまいそうです。

打撃陣も攻撃力があるので、優勝候補の筆頭に挙げられます。
八戸勝登(西南学院大)と鶴田翔士(九州国際大)の1.2番コンビが出れば得点力が上がりますし、クリーンナップも強力。4番に元巨人の加治前竜一(東海大)が座り、予選では徹底マークをされていた常道翔太(東海大)も本戦では活躍が期待されます。


MHPSは、下位打線も強力

ENEOS戦でレフトポール際に勝利を確信させる2ランホームランを打った対馬和樹捕手(九州共立大)。

mhps1
打たないかな・・・って思っていると大きな仕事をするのが対馬。また、キャッチャーの前田も意外性のバッティングをするんだよなあ。
長崎のピッチャーの時は、平野智基(日体大)がマスクを被るかもしれないけど、キャッチャーの層も厚いのが今年のMHPSです。

東芝はどうよ?

toshiba2
東芝もENEOS戦ではルーキーの岡野(聖光学院ー青山学院大)が頑張りましたね。見事なピッチングでした。
初回に2ランホームランを打った、松本幸一郎(横浜高校ー立教大)はホットコーナーからチームを鼓舞します。
この選手が打点を稼ぐようになると、東芝も勝ち方を知っているチームだけに面白いと思います。
ただ、野球をやれる環境は日に日に苦しくなっていくかもしれません。日本一になったこともあるチームだけに、やはりいい補強選手を獲得して、優勝争いに顔を出して欲しいと思います。
今岡、岡野、鹿嶋、善の4投手と補強選手で戦える戦力はあると思います。ENEOSの斎藤俊介(成田高校ー立教大)投手か鈴木健矢(木更津総合高校)投手あたりを補強できれば面白いと思います。
toshiba1
東芝は、野球ができる幸せをかみしめて戦うことになりそう。
産業再生機構さんのお世話になるのかな?野球部の休部とか廃部とかが待っていないよね?
今年の東芝は分からない力が働く可能性があります。


NTT東日本と東京ガスも強いよ。

東京代表はNTT東日本、東京ガス、JR東日本が決まっていて、残りの第4代表を鷺宮製作所とセガサミーで争います。今から、第4代表決定戦の時間です。
NTT東日本とJR東日本は見ていないけど、東京ガスは面白いです。

tokyogas1
明治安田生命と延長18回の死闘を制した東京ガス。
JR東日本を下しての第2代表は価値があります。いい補強もできそうですしね。
(補強選手は予選で上位のチームから順番に、予選で敗退した同地区の選手を3人まで獲得できる制度です)

tokyogas2
キーマンは、那須投手とか地引選手とか坂井選手とかではなく、きっと臼井投手ですね。
かなり楽しみです。
しばごの目には、あの山岡投手(オリックス)よりもいいんじゃないか?って思ってしまいました。
このチームもベスト4くらいまではいく力があると予想しています。
まぁ、都市対抗野球ってやってみないと分からないから、予想しても仕方ないってところでもあるんですが。

都市対抗野球に明日はあるか 社会人野球、変革への光と闇 [ 横尾弘一 ]
都市対抗野球に明日はあるか 社会人野球、変革への光と闇 [ 横尾弘一 ]


あとは激戦区東海地区の第一代表が昨年出場辞退した三菱自動車岡崎です。東海の第一代表っていい補強ができるから強いんですよね。
かなり期待しています。
三菱自動車と日産自動車の軽自動車部門が経営的に合体すると野球部の形も変わってくるんじゃないかと思っています。日産野球部が思わぬ形で復活するんではないかとひそかに思っています。

優勝予想は?
まぁ、MHPSが優勝候補の筆頭でしょう。そして、期待を込めて東京ガスと三菱自動車岡崎ですね。
都市対抗野球はチアガールの応援も楽しいし、かわいいし、チーム券を貰えば無料でハイレベルな試合も楽しめますし、おすすめですよ。
開幕が待ち遠しいですけど、まぁ予選の速報を見ながら一喜一憂する日が、もう少し続きます。



【2017年7月16日 追記】
三菱自動車岡崎、初戦でパナソニックに負けてしまいました。王子からの補強選手の近藤投手が登場する場面なく敗退しました。パナソニックの吉川投手、前評判通りのピッチングが見事でした。
2日目が終わった時点で、九州地区の2チーム(西部ガス・九州三菱自動車)が敗退して、九州地区は残りはHonda熊本だけになってしまいました。
東京ガスは、宮谷投手を初戦で温存して勝ちましたので、優勝を意識した戦い方ですかね。
Honda鈴鹿は、予選でも好投した滝中・平尾投手がいいピッチングを披露しました。
開幕戦で接戦をものにしたトヨタ自動車は、やはり戦力が充実していますね。

ネットでの優勝予想は、三菱日立パワーシステムズの声が多いような気がします。
日本新薬も怖い存在です。

難しいですわ、都市対抗野球の優勝予想は。

えっ、日本製紙石巻?大穴ですな。
日通、NTT東日本は、安定感がありますね。日立製作所も虎視眈々と優勝を狙っていますね。

でも、やはり三菱日立パワーシステムズは、創部以来最強とも噂されていますね。
選手層が厚いけど、プレッシャーを感じているかもしれません。