村上春樹はいつになったらノーベル文学賞を受賞するのかわかりませんが、今日はノーベル経済学賞が発表されたようです。
私も、株が好きなので、文学賞よりも医学賞よりも、経済学賞が気になります。
ウォーレンバフェットさんではなく、2019年はインド出身のアメリカ人のアビジットバナジーさん、同じくアメリカ人のマイケルクレマーさん、そして、フランス出身のアメリカ人のエスターデュフロさんが受賞したようです。
おめでとうございます!

この3人は、世界の貧困緩和に向けた実験的アプローチって言う論文を書いたのかな?金持ちではなく貧乏人の研究をしたのですね。
アビジットバナジーさんは、MIT(マサチューセッツ工科大学)の教授なんですね。すごい人なんでしょうね。
デュプロではなく、デュフロさんもMITの教授で、マイケルクレマーさんがテレビ東京のモーニングサテライトの金曜日に出ているパックンと同じハーバード大学の教授らしいです。

おめでとうございます。


こどもノーベル賞新聞 [ 若林 文高 ]
こどもノーベル賞新聞 [ 若林 文高 ]




日本人のノーベル経済学賞受賞が期待されましたが、ダメでしたね。いつも、村上春樹みたいに期待されているのが、アメリカのプリンストン大学の教授の清滝信宏さんです。
不景気の仕組みを解明した清滝理論の人ですが、アメリカとか日本の金融緩和策にも大きな影響を与えている理論です。
マクロ経済学の先生ではありますが、なんかちょっと残念な感じがします。

産経新聞には、このようなことが書かれていました。
1997年に経済学者のジョン・ムーア氏とともに発表した「清滝・ムーアモデル」で、土地や住宅などの資産価格が下落すると担保価値を落ちて銀行の貸出が減り、企業の設備投資が止まって不況が始まるというメカニズムを解明。不況下で企業は利益が上がらず、貸借対照表(バランスシート)は改善しないため、銀行はますますお金を貸さなくなり、不況の長期化を招くとした。

 日本のバブル崩壊などを説明する理論として注目され、米国では“清滝理論”を参考に2008年のリーマン・ショック後の危機に素早く対応。公的資金を用意し自動車大手や金融機関に投入したことで、傷口が広がるのを防ぐことができたとされる。

不動産の資産価値が下落すると、担保価値が減り、そして銀行の貸し出しが減り、企業の設備投資が消極的になり、そして不況になるということですが、まぁ、そんなことは知っています。なんとなくわかります。デフレスパイラルですね。
その逆も起こりうるんですよね。では、土地の価値が下落するのは、どんな要因なんでしょうか。
でも、この流れは、ちゃんと頭に入れておいたほうが人生は楽しめると思います。
日本のバブル崩壊をしたときに、株ではなく債権を持っていた人が大儲けしたわけですが、世界の中の経済学者がみんな資産を増やしたということではないところが重要です。


マクロ経済学新版 (New liberal arts selection) [ 齊藤誠(経済学) ]
マクロ経済学新版 (New liberal arts selection) [ 齊藤誠(経済学) ]






竹中平蔵は、好きだぞ。私は。



阪神のムーア、今は何をしているんだろうか?


リスクと流動性: 金融安定性の新しい経済学
ヒュン ソン・シン
東洋経済新報社
2015-01-09


郡司アナのおはよんでのコメントが気になる。